ホワイトペーパー:v01:4_コンセンサス機構:1:start

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ホワイトペーパー:v01:4_コンセンサス機構:1:start [2026/01/15 10:10] – [4.1.2 Qubicのクォーラム・コンセンサスアルゴリズム] d.azumaホワイトペーパー:v01:4_コンセンサス機構:1:start [2026/01/17 21:27] (現在) d.azuma
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 ===== 4.1.1 クォーラムベース・コンセンサスアルゴリズムの概要 ===== ===== 4.1.1 クォーラムベース・コンセンサスアルゴリズムの概要 =====
  
-Qubicのコンセンサスメカニズムは、ビザンチン障害を許容しながら、分散されたComputorのセット間で合意を形成するように設計されています。このアルゴリズムは、**エポック(Epoch)**と呼ばれる離散的な期間で動作し、その間に取引が提案、検証、およびブロックチェーンにコミットされます。エポック内には、**ティック(Tick)**と呼ばれるコンセンサスラウンドの連続したシーケンスがあり、Computorは独立して取引を検証・実行し、結果についての合意に達します。+ Qubicの[[tag:コンセンサスメカニズム]]は、ビザンチン障害を許容しながら、分散された [[tag/Computor]] のセット間で合意を形成するように設計されています。 
 + 
 + このアルゴリズムは、**[[tag/エポック]](Epoch)**と呼ばれる離散的な期間で動作し、その間に取引が提案、検証、およびブロックチェーンにコミットされます。エポック内には、**[[tag/ティック]](Tick)**と呼ばれるコンセンサスラウンドの連続したシーケンスがあり、Computorは 独立して取引を検証・実行し、結果についての合意に達します。
  
 **主要な構成要素:** **主要な構成要素:**
-  * **Computor(コンピューター)**: 取引の検証、スマートコントラクトの実行、およびコンセンサスへの参加を担当するノードに関連付けられたエンティティです。 +  * **[[tag/Computor]](コンピューター)**:  
-  * **Computor Index(コンピューター・インデックス)**: 各Computorは、エポックごとに特定のインデックス(0から675まで)を持ちます。 +    * 取引の検証、スマートコントラクトの実行、およびコンセンサスへの参加を担当するノードに関連付けられたエンティティです。 
-  * **Tick(ティック)**: 1ラウンドのコンセンサスアルゴリズムで実行および合意される取引のセットであり、スマートコントラクトの状態、**Spectrum(スペクトラム)**、および**Universe(ユニバース)**のダイジェスト、ならびにティックをシーケンス内で一意に特定する時間情報を含みます。SpectrumとUniverseには、現時点でのQUBICコインやその他の資産の所有者に関するすべての情報が含まれます。 + 
-  * **注記**: Qubicのソースコードにおいて、1つのティックは特定のComputorによる1つの投票を指します。 +  * **Computor Index(コンピューター・インデックス)**:  
-  * **Tick leader(ティックリーダー)**: 特定のティックを担当するComputorです。ティックリーダーは、以下の数式でComputorインデックスを計算することで特定できます:\\ <code><COMPUTORINDEX> = <TICKNUMBER> % 676</code> +    * 各Computorは、エポックごとに特定のインデックス(0から675まで)を持ちます。 
-  * **Quorum(クォーラム)**: コンセンサス達成に必要なComputorのサブセットです。Qubicにおけるクォーラムは以下で構成されます:\\ <code>Q = 451台のComputor(全N = 676台のうち)</code> + 
-  * **Epochs(エポック)**: 複数のティック(コンセンサスラウンド)で構成される、より長い時間間隔(1週間)です。各エポック中に一連のコンセンサスラウンドが完了し、それらのラウンドの結果に基づいてパフォーマンスや報酬が計算されます。 +  * **Tick([[tag/ティック]])**:  
-  * **TickData(ティックデータ)**: ティックに含める取引のダイジェストをアナウンスする、ティックの定義です。ティックリーダーがTickDataを作成し、事前にネットワークへ伝播させます。 +    * 1ラウンドのコンセンサスアルゴリズムで実行および合意される取引のセットであり、スマートコントラクトの状態、**Spectrum(スペクトラム)**、および**Universe(ユニバース)**のダイジェスト、ならびにティックをシーケンス内で一意に特定する時間情報を含みます。 
-  * **Arbitrator(アービトレター)**: セクション3.2.3(訳注:ソース参照)に記載されている、紛争解決とネットワークの完全性を維持するためのメカニズムです。+    * Spectrum と Universe には、現時点での QUBICコインやその他の資産の所有者に関するすべての情報が含まれます。 
 +    * **注記**:  
 +      * Qubicのソースコードにおいて、1つのティックは特定の Computorによる1つの投票を指します。 
 + 
 +  * **Tick leader(ティックリーダー)**:  
 +    * 特定のティックを担当する Computor です。ティックリーダーは、以下の数式でComputorインデックスを計算することで特定できます:\\ <code><COMPUTORINDEX> = <TICKNUMBER> % 676</code> 
 + 
 +  * **Quorum([[tag/クォーラム]])**:  
 +    * コンセンサス達成に必要な Computor のサブセットです。Qubicにおけるクォーラムは以下で構成されます:\\ <code>Q = 451台のComputor(全N = 676台のうち)</code> 
 + 
 +  * **Epochs([[tag/エポック]])**:  
 +    * 複数のティック(コンセンサスラウンド)で構成される、より長い時間間隔(1週間)です。 
 +    * 各エポック中に一連のコンセンサスラウンドが完了し、それらのラウンドの結果に基づいてパフォーマンスや報酬が計算されます。 
 + 
 +  * **TickData(ティックデータ)**:  
 +    * ティックに含める取引のダイジェストをアナウンスする、ティックの定義です。ティックリーダーが TickData を作成し、事前にネットワークへ伝播させます。 
 + 
 +  * **Arbitrator([[tag/アービトレター]])**: [[../../3_システムアーキテクチャ/2/|セクション3.2.3]] に記載されている、紛争解決とネットワークの完全性を維持するためのメカニズムです。
  
 ===== 4.1.2 Qubicのクォーラム・コンセンサスアルゴリズム ===== ===== 4.1.2 Qubicのクォーラム・コンセンサスアルゴリズム =====
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 **オペレーターによる手動介入:**\\ **オペレーターによる手動介入:**\\
  
- 投票は次のティックに対しての [YES] / [NO] を意味しますが、オペレーターがカスタムコードを実行していたり、互換性のないハードウェアによるバグがあったりしてノード状態のダイジェストが不一致となった場合、投票が2つ以上のグループに分かれる可能性があります。 + 投票は次のティックに対しての [YES] / [NO] を意味しますが、オペレーターがカスタムコードを実行していたり、互換性のないハードウェアによるバグがあったりしてノード状態のダイジェストが不一致となった場合、投票が 2つ以上のグループに分かれる可能性があります。
- +
-コンセンサスに達することができないという万が一の分裂事態においては、ティックの進行を確実にするためにComputorからの手動介入が必要になる場合があります。+
  
 + コンセンサスに達することができないという万が一の分裂事態においては、ティックの進行を確実にするために Computor からの手動介入が必要になる場合があります。
  
 +{{tag>エポック クォーラム ティック }}
ホワイトペーパー/v01/4_コンセンサス機構/1/start.1768471807.txt.gz · 最終更新: by d.azuma