====== 宝くじ的 ====== ===== 「宝くじ」としてのエネルギー消費:従来のPoWの限界 ===== ビットコインをはじめとする従来のプルーフ・オブ・ワーク([[tag/PoW]])におけるエネルギー消費が、なぜ「宝くじ」に例えられるのか、その本質を解説します。 ===== 1. 純粋な確率による総当たり攻撃 ===== 従来のマイニングは、論理的な解法のない「数学的パズル」に対して、ひたすらランダムな値を入力し続けるプロセスです。 * **無意味な計算:** * このパズルを解くこと自体に、社会的な価値(病気の研究やAIの進化など)はありません。 * **確率の勝負:** * 計算能力が高いほど当選確率は上がりますが、最終的には「運良く正解を引き当てる」ことが目的となります。 ===== 2. 勝者総取りと作業の破棄 ===== ネットワーク全体で莫大な電力が消費されていますが、報酬を得られるのは世界中でただ一人(一つのノード)だけです。 * **努力の破棄:** * 正解が見つかった瞬間、他のマイナーがその時までに行っていた計算はすべて無効(ゴミ)になります。 * **継続性の欠如:** * 10分ごとに抽選がリセットされ、またゼロから新しい宝くじの購入が始まるという「浪費のサイクル」が繰り返されます。 ===== 3. セキュリティのための「壁」としてのエネルギー ===== なぜこれほどの浪費が許容されているかというと、それがネットワークを守る「物理的な障壁」になるからです。 * **攻撃コストの増大:** * ネットワークを不正に操作するには、膨大な電気代を払って「宝くじ」を買い占める必要があるため、攻撃を経済的に断念させています。 * **内容の不在:** * エネルギーは「高い壁」を作るためだけに燃やされており、システムの知能や効率性そのものを高める「信号」にはなっていません。 ---- ===== Qubic によるパラダイムシフト:エネルギーの「信号化」 ===== Qubi cはこの無駄を排除し、エネルギーを「知能」と「能力の証明」に変換します。 * **[[tag/uPoW]] (有用なプルーフ・オブ・ワーク):** * 計算エネルギーをAI学習([[tag/Aigarth]])に費やし、実質的な価値を創出します。 * **実力主義のランキング:** * 運ではなく、AI学習の効率やハードウェアの性能を「信号(シグナル)」として測定し、上位 676 台の [[tag/Computor]] を選別します。 ---- ===== 結論 ===== * 従来のブロックチェーンにとってエネルギーは「偽造を防ぐためのコスト」ですが、Qubic にとっては「ネットワークの質を高めるためのインプット」であると言えます。 {{:tag:pow-enagy.png|}} ===== Related Articles ===== {{topic>宝くじ的 }} {{tag>宝くじ的 upow pow }}