====== Tick ====== ===== Qubic における Tick(ティック)の解説 ===== **Tick(ティック)** は、Qubic ネットワークにおける**最小の時間の単位**であり、従来のブロックチェーンにおける「ブロック」に相当する概念です。Qubic が「ティックチェーン」と呼ばれる所以でもあります。 ===== 1. ネットワークの「心拍数」 ===== Qubic は、一定のリズムで「ネットワーク全体の状態」を更新します。この一回一回の更新が 1 Tick です。 * **処理速度:** 現在、1.1秒〜2秒に 1回のペースで Tick が発生します。 * **即時確定:** 各 Tick は発生と同時に[[tag/クォーラム]](合意形成グループ)によって検証され、即座にファイナリティ(確定)に達します。 ===== 2. Tick 内で実行される内容 ===== 一つの Tick の中には、以下のプロセスが凝縮されています。 * **トランザクションの処理:** 送金やスマートコントラクトの呼び出しの実行。 * **スマートコントラクトの実行:** C++ で書かれた高性能なコードの処理。 * **AI 学習のステップ:** [[tag/Neuraxon]] 等の AI モデルの学習プロセス(1ステップ分)。 ===== 3. 決定論的な合意形成 ===== Qubic の Tick は、曖昧さを一切許しません。 * **ビット単位の一致:** 676名の Computor 全員が、その Tick において「全く同じ計算結果(ステートハッシュ)」に到達する必要があります。 * **安全性の優先:** 451名(3分の2以上)の合意が得られない場合、ネットワークは誤った Tick を生成するのではなく、停止(Stalling)して正当性を守ります。 ===== 4. 従来の「ブロック」との違い ===== ^ 項目 ^ 一般的なブロックチェーン ^ Qubic (Tick) ^ ^ 生成間隔 | 数分 〜 数十分(ビットコイン等) | **約 1.1秒 〜 2秒** ^ ^ 確定までの時間 | 数ブロックの承認が必要 | **その Tick 内で即時確定** ^ ^ 計算の内容 | 主に送金記録の整理 | **送金 + スマートコントラクト + AI学習** ^ ---- ===== 結論 ===== Tick は Qubic の圧倒的なスピードと知能を支える**「鼓動」**です。この高速な Tick が積み重なることで、人間にはリアルタイムに感じられるほどスムーズな、手数料無料の分散型コンピューティング環境が実現されています。 {{topic>Tick }} {{tag>Tick Computor クォーラム}}