XMSSは、ハッシュ関数に基づいたデジタル署名方式であり、量子コンピュータによる攻撃に対して数学的な耐性を持つ「量子耐性署名」の代表格です。2018年にIETFによって標準化(RFC 8391)され、NIST(米国立標準技術研究所)によってもその安全性が認められています。
XMSSは、単一の署名方式ではなく、複数の技術を組み合わせた「階層構造」を持っています。
XMSSを理解する上で最も重要なのが、「ステートフル(状態管理が必要)」という点です。
| 項目 | XMSS (QRL等) | Lamport/Schnorr (Qubic) |
|---|---|---|
| 設計思想 | 堅牢な「金庫」 | 高速な「計算機」 |
| 状態管理 | 必須(ステートフル) | 不要(ステートレス) |
| 検証速度 | 高速 | 超高速 |
| 署名サイズ | 比較的大きい | 集約により最適化 |
| 標準化状況 | NIST標準 / RFC 8391 | 次世代のデファクトを目指す |