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tag:hdウォレット [2026/02/01 11:10] – 作成 d.azumatag:hdウォレット [2026/02/01 12:29] (現在) – [技術的注意点] d.azuma
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 ====== HD ウォレット ====== ====== HD ウォレット ======
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 +===== HDウォレット(階層的決定性ウォレット)の解説 =====
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 + **HDウォレット (Hierarchical Deterministic Wallet)** は、一つの「マスターシード」からツリー状に無限のアドレスを生成・管理できる仕組みです。
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 + 現代の暗号資産管理における標準的な技術(BIP-32/BIP-44等)となっています。
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 +===== 1. 基本コンセプト:一つの「種」から広がる「木」 =====
 +
 + HDウォレットの仕組みは、植物の成長によく例えられます。
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 +  * **マスターシード (根):** 
 +    * 12個や24個の英単語(リカバリーフレーズ)。これ一つがすべての鍵の「源泉」となります。
 +
 +  * **決定性 (Deterministic):** 
 +    * 同じシードからは、常に全く同じ順序で同じアドレスが生成されます。
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 +  * **階層的 (Hierarchical):** 
 +    * アカウントや用途ごとに「枝分かれ」させて管理できます。
 +
 +===== 2. HDウォレットの主なメリット =====
 +
 +^ 特徴 ^ メリットの詳細 ^
 +| **バックアップの簡素化** | 何百個のアドレスを作っても、管理・保管するのは**最初のシードフレーズ一つだけ**で済みます。 |
 +| **プライバシーの保護** | 取引ごとに新しいアドレスを使用する「アドレスの使い回し防止」が容易になり、特定の公開鍵から全資産を特定されるリスクを抑えられます。 |
 +| **資産の整理整頓** | 一つのウォレット内で「マイニング用」「長期保有(ガチホ)用」「取引(トレード)用」のように、目的別にアドレスを完全に分離して管理できます。 |
 +
 +===== 3. Qubicにおける重要性と注意点 =====
 +
 + Qubicの公式ウォレット(現在は55文字の英小文字のシード)と、[[tag/HASHWallet]] などのHDウォレット対応デバイスでは管理方法が異なります。
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 +==== HASHWallet等の利点 ====
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 +  * **残高の秘匿:** 
 +    * Qubicのエクスプローラーでは公開アドレスから残高が丸見えになりますが、HD機能でアドレスを分散させることで、自分の「総資産」を隠すことが可能です。
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 +  * **複数アカウント運用:** 
 +    * 一枚のハードウェアカード内で、複数の Qubic アカウントを瞬時に切り替えて利用できます。
 +
 +==== 技術的注意点 ====
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 +  * **標準規格の壁:** 
 +    * 多くのHDウォレットは「BIP-39(標準単語)」を採用していますが、Qubic独自のシード(55桁の英小文字)は非標準です。
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 +  * **移行の必要性:** 
 +    * 独自シードからHDウォレットへ切り替える際は、既存のアドレスから新しいHDウォレットのアドレスへ Qubicを**手動で送金**する必要があります。
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 +===== 用語解説 =====
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 +  * **BIP-32:** 
 +    * 階層的決定性ウォレットの基本規格。
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 +  * **BIP-44:** 
 +    * 複数の通貨やアカウントを管理するための共通パス(階層)ルール。
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