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トークノミクス

Qubic トークノミクス (Tokenomics) 解説

Qubicの経済モデルは、単なる通貨(Currency)ではなく、ネットワーク上の計算資源を動かす「エネルギー(Energy Unit)」という概念に基づいています。

1. $QUBIC:計算エネルギーとしての役割

$QUBICは、Qubicプラットフォーム上でスマートコントラクトを実行したり、オラクルからデータを取得したりするための「燃料」として機能します。

  • エネルギー消費と焼却:
    • 伝統的な通貨とは異なり、$QUBICは使用されると「焼却(バーン)」され、流通から永久に取り除かれます。
    • この仕組みにより、インフレ(新規発行)とデフレ(焼却)の動的なバランスが保たれます。
  • 非浮動小数点の設計:
    • パフォーマンスを最大化するため、$QUBICには小数点が存在しません。これにより計算の複雑さを排除しています。

2. 発行サイクルと供給管理 (Epoch & Emission)

ネットワークの運営を維持するため、毎週一定量のトークンが生成されます。

  • 週間排出量:
    • 1エポック(7日間)ごとに 1兆 $QUBIC が発行されます。
    • 発行されたトークンは、Computor(ノード運営者)、CCF(管理基金)、QEarn、およびバーンへと割り当てられます。
  • 供給上限 (Capped Supply):
    • 当初は1,000兆枚とされていましたが、「プロジェクトX」により最大供給量は 200兆 $QUBIC に戦略的に削減されました。
    • 現在の予測では、2041年より前に上限に達することはありません。

3. スマートコントラクトとIPOの経済学

スマートコントラクトの導入自体がデフレを促進する仕組みになっています。

  • IPO (Initial Pricing Offering):
    • 新しいコントラクトは676株のシェアとしてリリースされ、その購入に使用された $QUBIC はすべてバーンされます。
    • この資金は、コントラクト実行の「エネルギー代」としてコントラクト内にロックされます。
  • 手数料の支払い構造:
    • ユーザーが直接手数料を支払うのではなく、スマートコントラクト自身が自身に蓄積された $QUBIC を消費して実行されます。
    • ロックされた資金が枯渇した場合、株主(Shareholders)の収益から補填される設計になっています。

4. ハルビングと動的調整 (Supply Watcher)

Qubicは、市場の状況に応じて供給をコントロールする高度なメカニズムを備えています。

  • 定期的ハルビング:
    • 約6ヶ月(26エポック)ごとに実効排出量を削減します。
    • エポック175のハルビングでは、バーン率を15%から55%に引き上げ、新規流通量を実質50%削減しました。
  • Supply Watcher:
    • リアルタイムの供給データに基づき、バーン率を動的に調整するスマートコントラクトです。
    • 過度なデフレや不安定さを防ぎ、ネットワークの長期的な安定性を保証します。

5. 送金手数料無料 (Feeless Transfers)

Qubicは、他の多くのブロックチェーンとは異なり、ユーザー間の送金に手数料がかかりません。

  • ユーザー体験の向上:
    • 手数料無料の設計により、マイクロペイメントや頻繁な資産移動が容易になります。
    • 「手数料」はスマートコントラクトの実行やオラクル利用など、実際に「エネルギー(計算資源)」を消費する場合にのみ適用されます。

結論:持続可能なデフレモデル

Qubicは、計算資源の利用(バーン)が新規発行(排出)を上回る状態を目指しています。予測では、エポック591 付近でバーン量が排出量を上回り、総供給量が約196.8兆枚で安定するデフレ均衡に達するとされています。

tag/トークノミクス.1768600710.txt.gz · 最終更新: by d.azuma