Epoch 197
格子暗号とは、多次元空間に並ぶ「格子点(グリッドの交点)」の数学的性質を利用した暗号方式です。量子計算機でも解くことが極めて困難な問題を安全性の根拠としています。
数学における「格子」とは、特定の規則に従って無限に並ぶ点の集合のことです。
格子暗号がなぜ安全なのか、その理由は主に「最短ベクトル問題(Shortest Vector Problem)」という難問にあります。
現在、米国の標準技術研究所(NIST)によって、次世代の標準暗号として以下の格子暗号ベースのアルゴリズムが選定されています。
Qubicが将来的に「量子耐性」を謳う場合、現在主流の楕円曲線暗号(ECC)から、この格子暗号を用いた署名方式へとアップグレードすることが有力なシナリオとなります。
格子暗号は、量子計算機という最強の矛に対する、現時点で最も信頼されている盾なのです。