ユーザ用ツール

サイト用ツール


tag:core-lite

文書の過去の版を表示しています。


Core-Lite

解説:Qubic Core Lite

Qubic Core Liteは、Qubic ネットワークのための高効率・軽量ノード実装です。

これは、Computor用ソフトウェアを一般ノードとして流用する構成(通称:Core-Bob)とは異なり、データ同期とAPI提供に特化してC++で設計された別種のアプローチです。

GitHub: hackerby888/qubic-core-lite

1. Core-Lite と Core-Bob の違い

多くのユーザーが混同しやすい両者ですが、設計思想とリソース効率に決定的な違いがあります。

特徴 Core-Lite (Lite Node) Core-Bob (Bob Node)
ベース実装 軽量化を目的とした独自実装 (C++) Computor用公式コアの流用
リソース消費 極めて低い (低CPU/低RAM) 高い (Computorと同じリソースを要求しがち)
主な用途 APIサーバー、取引所、個人のデータ参照 ネットワーク検証のバックアップ、開発用
同期速度 高速 (不要な検証をスキップ可能) 全検証を行うため比較的遅い
役割 “Reader” (読むことに特化) “Validator”の予備軍

結論: エクスプローラーの運営、取引所、あるいは自分のアプリのためにQubicのデータを取得したい場合、Core-Liteの方が圧倒的に効率的です。

2. 主な機能と特徴

Qubic Core Liteは、Computor(合意形成ノード)としての機能を持たない代わりに、以下の機能に最適化されています。

  • 高速なSpectrum同期:

ネットワーク上の最新のスペクトル(ブロックデータ)を素早く取得し、ローカルに維持します。

  • JSON-RPC API:

外部アプリからQubicネットワークへアクセスするための標準的なインターフェースを提供します。

  • バランス確認
  • トランザクション送信
  • ティック情報の取得
  • 低レイテンシ:

無駄な処理を削ぎ落としているため、ネットワークへのクエリ応答が高速です。

3. 技術要件と導入

ComputorやCore-Bobと比較して、非常に軽量な環境で動作します。

推奨環境 (目安)

  • OS: Linux (Ubuntu 22.04 LTS 推奨)
  • CPU: 2 vCPU 以上 (AVX2対応推奨)
  • RAM: 4GB 〜 8GB (Core-Bobだと16GB以上推奨されることが多い)
  • ストレージ: SSD (同期する履歴の長さに依存するが、I/O速度は重要)
  • ネットワーク: 安定したインターネット接続 (ポート 21841 等を使用)

導入の概要

GitHubリポジトリからソースコードをクローンし、ビルドして使用します。

# 依存関係のインストール (Ubuntuの例)
sudo apt update
sudo apt install cmake g++ git libboost-all-dev
 
# リポジトリのクローン
git clone https://github.com/hackerby888/qubic-core-lite.git
cd qubic-core-lite
 
# ビルド
mkdir build && cd build
cmake ..
make -j$(nproc)
 
# 実行
./qubic-core-lite

4. ユースケース

Qubic Core Liteは以下のようなシナリオに最適です。

  • サービス開発者: 自分のdAppsやウォレットのバックエンドとして、自前の信頼できるノードを立てたい場合。
  • 取引所 (CEX): 入出金の検知や残高照会のために、低コストで安定したノードが必要な場合。
  • データ分析: エクスプローラーや統計サイトのために、生データを抽出したい場合。

注意: Core-Liteはマイニングや投票(Computorのタスク)は行いません。あくまでネットワークへの「窓口」としての役割を担います。

tag/core-lite.1767997668.txt.gz · 最終更新: by d.azuma