ユーザ用ツール

サイト用ツール


tag:monero

Monero

Qubic における Monero (XMR) の役割とサイドマイニング

Qubic のマイニングエコシステムでは、計算リソースを最大限に活用するために、Monero (XMR) を併用するケースが多く見られます。これは主に、マイニング報酬の最適化を目的としています。

1. サイドマイニング (Side-mining) の仕組み

Qubic のマイニングソフト(qli-Client など)には、Qubic の計算(AI学習/ソリューション探索)の合間に Monero を掘る機能が含まれている場合があります。

  • 計算の「隙間」の活用: Qubic の計算プロセスはティック(約2秒)ごとに行われますが、計算の合間に CPU が待機状態になる瞬間があります。
  • CPU への最適化: Monero は RandomX というアルゴリズムを採用しており、CPU でのマイニングに特化しています。Qubic も CPU を多用するため、同じ機材で効率的に利益を上乗せできます。

2. qli-Client と Monero

公式やコミュニティ製のマイナープログラムでは、以下のような挙動が見られます。

  • デフォルトの設定: 一部のマイナーでは、Qubic の報酬に加えて Monero のハッシュパワーをプールに提供し、その報酬を QUBIC に変換して受け取る、あるいは開発者への手数料(DevFee)として Monero を活用する仕組みがあります。
  • リソースの競合: ただし、Monero のマイニングが Qubic の「ソリューション(計算結果)」の発見を妨げないよう、優先順位が調整されています。

3. なぜ Monero なのか?

理由 詳細
アルゴリズムの親和性 Monero の RandomX と Qubic の CPU 計算は、どちらも高性能な CPU(L3キャッシュ)を必要とするため、ハードウェアの構成が共通している。
匿名性と安定性 Monero はプライバシーコインとして確立されており、流動性が高く、マイナーにとっての「副収入」として計算しやすい。

4. 注意点と構成設定

  • オーバーヒート: 同時に 2 つの通貨を掘るため、CPU の温度上昇が激しくなります。適切な冷却(クーラー)が必要です。
  • 設定の確認: 自分のハッシュパワーがどこに送信されているか、マイナーの構成ファイル(config.json 等)で Monero のアドレスやプールの設定を確認することが推奨されます。

結論

Qubic における Monero は、単なる別の通貨ではなく、「ハードウェアの稼働率を 100% に近づけ、マイナーの収益性を極限まで高めるためのツール」 として機能しています。Qubic が AI 学習という「重い」処理を行う一方で、Monero がその背景で効率的に動作するという、非常に合理的な共生関係が築かれています。

tag/monero.txt · 最終更新: by d.azuma