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EAL6+

Secure Element (EAL6+) チップ解説:物理的なデジタル要塞

 Secure Element (SE) とは、秘密鍵の生成、保管、および暗号化処理(署名)を、完全に独立した環境で実行するために設計された耐タンパー性(物理的な解析・改ざんへの耐性)を持つマイクロチップです。


1. Secure Element (SE) の本質的機能

 ソフトウェア(Vault等)との最大の違いは、「秘密鍵がチップの外に一歩も出ない」という物理的な制約にあります。

2. EAL6+ とは何か?(評価保証レベルの基準)

 EAL (Evaluation Assurance Level) は、国際標準(ISO/IEC 15408:コモンクライテリア)に基づくセキュリティ評価指標です。

レベル 名称 セキュリティの強度
EAL1-3 基本的 一般的な消費者向け製品。
EAL4+ 高い 多くの商用ハードウェアウォレット(Ledger等)の標準。
EAL6+ 極めて高い 政府機関、軍事レベル、高額決済インフラに使用される。
EAL7 最高峰 国家機密レベル。

 「+」の意味: 標準的な EAL6 の要件に加え、特定の攻撃手法(サイドチャネル攻撃や物理的なチップの削り出し等)に対する追加のテストをクリアしていることを示します。

3. 物理的攻撃への耐性(アンチ・タンパー)

 EAL6+認定のチップは、以下のような高度な物理的ハッキングにも耐えうる設計がなされています。


4. Qubicホルダーにとっての意義