Lamport 署名は、1979 年にレスリー・ランポート氏によって考案されたハッシュベースの署名方式です。
Qubic では、この署名方式をユーザーのアイデンティティと資産保護の核として採用しています。
Lamport 署名の最大の特徴は、楕円曲線などの複雑な数学問題ではなく、「ハッシュ関数」のみに依存している点にあります。
Qubic では、パフォーマンスとセキュリティを両立させるため、適材適所で署名方式を使い分けています。Lamport 署名は以下の「ユーザーの資産」に直結する部分で使用されます。
Lamport 署名を用いた Qubic の鍵生成フローは以下の通りです。
Lamport 署名は本質的に 「ワンタイム署名(One-Time Signature)」 です。これは Qubic を利用する上で非常に重要な概念です。
| プロジェクト | 採用署名規格 | 状態 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Qubic | Lamport + FourQ | 稼働中 | 高速なティックと量子耐性のハイブリッド。 |
| IOTA | WOTS (以前) | 変更済 | 利便性向上のため楕円曲線暗号へ移行。 |
| QRL | XMSS | 稼働中 | 標準化された強固な量子耐性だが、速度は遅め。 |
| Mochimo | WOTS+ | 稼働中 | 軽量化と量子耐性を両立させた PoW チェーン。 |