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Swap 取り引きで大口売却したら「目減り」:なぜ一括売りは非効率なのか?

 「QSwap (SC) は手軽でレートも良い」—— そう思われがちですが、それは少額取引に限った話です。

 実際の検証データ(Garth → Qubic)を基に、大口取引で発生する数千万 Qubic 規模の損失の正体を解き明かします。


1. 少額取引では「QSwap が圧倒的に有利」

 まず、10,000 Garth を売るケースを見てみましょう。

Swap Trade Qx Spot
  • QX (SC)(板)受取額:
    • 330,000 Qu (単価 33.00)

 少額であれば、板のスプレッド(売りと買いの差)を気にする必要がない QSwap (SC) の方が効率的に利益を出せます。


2. 大口取引で一転する「QSwap の落とし穴」

 次に、43,506,766 Garth を一気に売らなければならないケースです。ここから AMM 特有の「価格インパクト」が牙を剥きます。

Swap Trade Qx Spot
  • QSwap (SC) 受取額:
    • 1,404,869,376 Qu (単価 32.29)
  • QX (SC)(板)期待値:
    • 1,435,723,278 Qu (単価 33.00 固定と仮定。実際には 33 が売り切れたら 32、31 と下がった金額で売ることになります。)
  • 差額: -30,853,902 Qu の損失

 なんと、一括で売るだけで 3,000万 Qubic 以上 も手取りが減ってしまいます。これが QSwap (SC) で大口注文をするのが「非効率」と言われる理由です。


3. なぜこれほどの差が出るのか?(実効価格の低下)

 QSwap (SC) の提示する 32.29 という数字は、「全量を売り切った時の平均単価」です。

  • 1枚目の Garth:
    • 33.50 で売れる
  • 100万枚目の Garth:
    • 33.00 で売れる
  • 4,350万枚目の Garth:
    • 31.00 近く まで暴落した価格で売らされる

 売却が進むにつれて、プールの Qubic が減り、Garth の価値が機械的に引き下げられていくため、トータルの平均値が押し下げられてしまうのです。


4. 結論:クジラとして損をしない為には

 検証データが示す通り、大口保有者は QSwap (SC) で一度に取り引きすると思わぬ大きな目減りが生じるので QSwap (SC)QX (SC) の売り注文を眺めながら焦らずに売るのが良いですね。

  • まずは QX (SC) の板を確認:
    • QSwap (SC) の平均単価(例:32.29)より高い買い注文が QX (SC) にあるか?
  • QX (SC) で段階的に消化:
    • 33.00 や 32.50 など、QSwap (SC) より高い板を優先的に叩く。

「3,000万 Qubic を一瞬で失うか、戦略的に残すか」。この差を理解することが、Qubic エコシステムで資産を守る鍵となります。

大口購入も理屈は同じで、一度に多く買うほど QX (SC) に比べて必要な Qubic が多くなります。

tag/column/large-amout-swap-trade.1769248999.txt.gz · 最終更新: by d.azuma