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WalletConnect
WalletConnect:dApp とウォレットを繋ぐ標準プロトコル
WalletConnect は、暗号資産ウォレットと分散型アプリケーション(dApp)を安全に接続するためのオープンソース・プロトコルです。
Q Rコードの読み取りやディープリンク(アプリ間連携)を通じて、ブラウザ上のアプリケーションとモバイルウォレットなどを同期させることができます。
1. WalletConnect の役割:安全な「橋渡し」
WalletConnect の最大の特徴は、「秘密鍵(Seed)をアプリケーションに渡さずに、署名権限だけを一時的に共有する」点にあります。
- 秘密鍵の隔離:
- 署名の承認制:
- dApp 上で実行されるすべてのトランザクションは、接続されたウォレット側で内容を確認し、あなたの手動操作(生体認証やパスワード入力)で承認する必要があります。
- 汎用性:
- 特定のブロックチェーンに依存せず、多くのネットワークやウォレットで共通して利用できる世界標準の規格です。
2. 接続の仕組み (Connection Workflow)
WalletConnect の接続フローは、以下のステップで行われます。
- リクエスト:
- dApp(ウェブサイト等)で「WalletConnect」を選択し、QRコードを表示させます。
- スキャン:
- モバイルウォレットのカメラで QRコードをスキャンします。
- 承認:
- ウォレット側に「このサイトと接続しますか?」という通知が来るので、承認します。
- 通信:
- dApp とウォレットの間に暗号化されたトンネル(リレーサーバー経由)が形成され、データのやり取りが可能になります。
3. WalletConnect の主なメリット
| 項目 | メリットの詳細 |
|---|---|
| セキュリティ | ブラウザ拡張機能に鍵を保存するリスクを回避できる。 |
| 利便性 | モバイルウォレット一つで、PC上のあらゆる dApp を操作可能。 |
| 透明性 | 送金前にウォレットの画面で「ガス代」や「宛先」を再確認できる。 |
4. 利用時のセキュリティ上の注意点
WalletConnect は強力なツールですが、利用方法を誤るとリスクを伴います。
- セッションの切断:
- 利用が終わったら、必ず dApp 側とウォレット側の両方で「Disconnect(切断)」を行ってください。
- 接続したまま放置すると、セッション乗っ取りのリスクがゼロではありません。
- 偽サイトの判別:
- 接続しようとしている dApp が本物であることを必ず確認してください。
- 悪意のあるサイトに接続し、表示される署名リクエストを安易に承認してしまうと、資産を引き抜かれる恐れがあります。
- 署名内容の精読:
- ウォレット画面に表示されるトランザクションの内容(特に権限の承認:Approve)が、自分の意図した操作と一致しているか必ず目視してください。
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