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260126 GARTH 防衛措置:オーダーブックの「意図的ラグ」によるハッカー封じ込め

 2026年1月26日、Garth運営チームは窃盗者による大量売却を阻止するため、マルチシグ・ウォレットに残された資金を用いてオーダーブックから流動性を意図的に引き抜く(Rug)という異例の防衛措置を講じました。


1. 措置の背景と目的

  • ハッカーの脅威:
    • 創設者から盗まれた 16億枚の $GARTH が攻撃者の手にあり、オーダーブックの買い注文に対していつでも投げ売りできる状態(オーバーハング)にありました。
  • 意図的ラグ (Intentional Rug):
    • 運営チームは、買い板に残っていた流動性をマルチシグ資金を使って自ら引き抜くことで、ハッカーが「価値のある Qubic」へ換金する出口を物理的に封鎖しました。
  • 被害の最小化:
    • これにより、ハッカーは 16億枚という巨大な弾丸を持ちながら、それを撃ち込む(売却する)対象を失ったことになります。

2. ユーザーへの影響と返金プロセス

 運営チームは、今回の措置に巻き込まれた善良なユーザー(購入者)に対して以下の対応を明言しています。

  • 返金対応:
    • 今回のラグ発生前後に購入してしまったユーザーには、使用した Qubic (QUS) がエポック終了後に全額返還されます。
  • 取引停止勧告:
    • 現在、QubicTrade 等での $GARTH$ 購入は極めて危険です。公式からの指示があるまで、絶対に追加で購入しないでください。

3. 今後の展望と考察

  • 通常「ラグプル」は詐欺行為を指しますが、今回は「泥棒に現金を渡さないためにレジを空にする」という、プロジェクトを存続させるための苦肉の策です。
  • Snapshot への布石:
    • 流動性を一旦ゼロにしたことは、現時点での保有状況を確定(スナップショット)し、ハッカーが持つ 16億枚を「無効化」した新しいトークンへの移行準備である可能性が高いと考えられます。
  • コミュニティの結束:
    • 損失を補填するための QUS 返金プロセスが迅速に行われるかが、今後の信頼回復の鍵となります。
tag/news/260127-garth-intentionally-rugged-order-book.txt · 最終更新: by d.azuma